歌舞伎座の”こけら落とし”ってどんなの?意味は?

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こけら落とし。

 

「杮落とし」と書いてコケラオトシと読みます。

新築劇場の初興行をこけら落としと言います。

 

よく歌舞伎座のこけら落としなどとニュースなどで耳にすると思います。

では、そのこけら落としの意味はご存じですか?

 

歌舞伎座 こけら落とし

 

東京銀座にある歌舞伎は、老朽化と耐震性の問題から2009年から

一年あまりの「さよなら公演」ののち解体建て替え工事が行われ、

2013年春にオフィスビルと併設された歌舞伎座が誕生して、

現在歌舞伎座4度目の杮葺落とし公演が一年に渡り行われます。

 

新しい歌舞伎座のデザインは建築家・隈研吾氏が行いました。

外壁の歌舞伎座の白い壁にこだわりがあるそうです。

 

こけらの意味

杮とは木材を削って出た薄い木片の意味があります。

木肌をカンナと言われる器具でそぐように削ると

パック入りの削り節状態になりますこれをこけらと言います。

 

近年、建物の新築・改築時に、大工さんが大きな木材に

カンナを当てて削る姿を見ることが出来なくなりました。

木の良い匂いが漂っていたのが懐かしい世代の方も多いはずです。

 

カンナを当てて削る

 

こけらの文字について

果物の「柿」に似ていますが、果物の「柿」は9画。

こけらは「杮」で8画。

 

旁(つくり)が「市(いち)」ではなく上から

一本ひくという違いがあります。

 

本来『杮落』で「こけらおとし」ですが、

歌舞伎座の垂れ幕やチラシには『杮葺落』とあります。

 

歌舞伎の常設劇場がまだない江戸時代初期は、

能舞台や仮設小屋で演じられていたそうで、そのときの屋根が

もっとも薄くはいだ板を重ねたてウロコ状に屋根に張り付けてゆく

工法である「こけら葺き」の葺き方だったため、

その流れから『杮葺落』とあてるようになったようです。

 

青山劇場における杮落し

1985年に劇団四季による「ドリーミング」が上演されました。

 

東京ドームにおける杮落し

1988年3月に公式戦が行われましたが、

同年12月に美空ひばり「不死鳥コンサート」が

野球以外で使用されることが多い東京ドームの

こけら落とし公演として知られています。

 

新国立劇場における杮落し

1997年にバレエ「眠れる森の美女」が上演されました。

渋谷ヒカリエ内東急シアターオーブにおける杮落とし。

2012年に「ウエスト・サイド・ストーリー」のブロードウェイ版が

本場メンバーによって上演されました。

 

最期に…

こけら落としを英語で表わすと…

opening of a new theaterとなります。

oopeningは開場、theaterは劇場です。

 

環境3R運動を一言で表すことばとなった、

世界共通の言葉「mottainai」モッタイナイ。

杮落しも「kokeraotosi」で通じるようになると良いですね。

 

「杮落とし」と言ってみたら「だるま落とし?」と返答されないように

いつまでも残って欲しい素敵な言葉です。


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